BCP実践促進助成金6、助成金交付決定
2021.03.05
助成金
東京都中小企業振興公社(以下、公社)では、BCP実践促進助成金事業を行っています。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/bcp.html
令和2年度の募集は終了しましたので、これから検討の方は令和3年度(2021年4月以降)を対象としてください。
今回は交付決定時の流れとポイント確認事項に関しご紹介致します。
〇交付決定の流れ
交付予定日から数日以内に公社から交付決定の電話が入り、訪問確認を促されます。
訪問にて交付決定通知書と事務の手引き受け渡しと、助成対象・予定額ならびに交付決定後の流れの説明があります。
仮にNGの場合は電話連絡はなく、不採択通知のみが郵送されるようです。
〇ポイント確認事項
1.申請額と交付予定額
必ずしも合致しません。交付予定額は審査会の審査に基づき決定されるので申請額未満になるケースもあります。
また交付額の確定はBCP助成事業完了報告・検査後となりますので、交付決定時の予定額とも異なるケースもあります。いずれにせよ交付額の上限は交付予定額となります。
2.クラウド費用に関して
原則ストレージやバックアップサービスなど、バックアップを目的とした構成費用しか認められないようです。
仮想マシンサービスは通常業務で使用するものとして助成対象外になるケースが高いようなので、仮にオンプレ/DCのサーバ群を丸ごとクラウド移行する計画の場合は注意が必要です。
令和3年度以降はクラウド費用の助成対象範囲も広がる可能性が高いようですが、逆に助成率が1/2に下がる可能性も高いようなので、事前に可能な限り公社に確認されることをお勧め致します。
また、クラウド費用は12ヵ月分など一括で支払う費用が助成対象となりますので、申請前に業者に予め確認することをお勧め致します。
助成事業実施以降の流れは、改めてご紹介したいと思います。