2025年の崖

2022.01.28

システム

2025年の崖とは、2018年に経産省が公表したDXレポートで指摘した、DXが進まなければ2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性が高いとの警告です。
要は複雑化・ブラックボックス化・老朽化した既存システムを使い続けると、リスクやコストが高まるというものです。
背景にはIT人材の不足、人材の高齢化(退職)、システムのブラックボックス化があげられます。
これらに対応していくためには、今までの仕組みに頼らない新たな仕組み作りが必須となります。
先ずはブラックボックス化した既存システムを、オープンに維持管理できるものに再構築することが求めれます。
これには、現在普及が進み始めたマイクロソフトのPowerPlatformなど、市民開発ツールの導入も効果的と思われます。
いずれにせよ、IT人材不足は今後とも恒常的に続くことは間違いないなので、ベンダー任せでなく企業自らDXに取り組む姿勢が肝要と考えます。