週一で情報発信しようと決めた、いけだです。
先日、旅行業で一緒に働いていた戦友と「旅行会社にしかできないこと」について話す機会がありました。彼も業界から去り今は学校職員として働いています。
過日の3.11を受けて同じエリアの学校職員が集まって岩手へ視察旅行を行ったそうです。
そこで、彼は学校に戻ってきてから職員会議で惨状を伝えます。感動した校長先生は、朝礼での講和を依頼。子供も感動します。さらに感動した校長先生はPTAでの講和を依頼。大絶賛を受けて、修学旅行直前になって旅行先が当初想定もしていなかった岩手になるのです。
旅行会社からすれば、これは大損害です。コミッションの確定していた宿泊先はキャンセル、公民館などに分宿することになり宿泊コミッションはほぼゼロ。JRも取り直し、なんとか実現。裏では壮絶な交渉が行われていたことは容易に想像がつきますが、この柔軟さが旅行会社ならではです。むこう二、三年はこの学校の教育旅行はこの会社が独占するでしょう。
誤解を恐れず言うならば、この旅行会社がこういった教育旅行を初めから提案できるかどうかが今後の差別化に繋がっていくのではないでしょうか。
私たちも画一的ではない柔軟なシステムで旅行会社様の支援に携わりたいと考えています。