監督

2009.09.15

その他

サッカーフランス代表の監督のドメネクが多くの選手に非難されているそうです。
フランス代表アンリがドメネク監督を非難「あなたの練習にはうんざり」
ピレスがぶちまけた”ドメネクはこんなにダメ”
ピレスには昔から嫌われ、現代表キャプテンのアンリまで(私はピレスが好きです)。
ピレスもアンリもトップチームで厳しいトレーニングを積んで栄光を勝ち取ってきた選手で、また、傲慢にチームを振り回すようなイメージでないので妙に説得力があります。
ただ、この監督がフランス代表の指揮を執りつづけている現状をみていると、何らかの良さが少しはあるのかなと思わなくもありません。

WORLD SOCCER DIGESTという雑誌にモウリーニョ監督の記事がありました。
彼がメディアに対して発する挑戦的な態度は、彼の対外的に演出された表情の一部分でしかなく、実際はとても仲間思いのナイスガイのようです。
また、彼は『コミュニケーションの達人』というあだ名があるくらい、あらゆるコミュニケーションを大切にしていて、とくに卓越したモチベーション・マネジメント能力を持っているそうです。
私は昔、彼のことを『目立ちたがりのフットボール哲学者』くらいにしか思っていなかったのですが、彼が過去に率いたチームの多くの選手たちが、彼と別れた後もずっと尊敬し続けていることを知って改める気になりました。
おそらく、ただのサッカー哲学者なら無数にいても、これほど多くの現役プレイヤーに尊敬される監督はいないのではないでしょうか。

「彼が僕らに与えた最も重要なものは、信頼だよ」
これは、チェルシーのランパードの言葉です。

彼はほんとうに大切なことを理解している人のような気がします。
自分で書いてなんですが、”マネジメント能力”みたいな抽象的な表現は彼のことがもっとわからなくなるような気がします。
こういう言葉はいつも意味だけで、意思の余韻みたいなものがありません。

で、反省の意味をこめて、今度モウリーニョ本を探しに行くことにしました。