ペルシャ絨毯

2009.10.14

その他

新居ネタ続きです。

玄関マットが欲しくて、先日たまたま見つけた近所の絨毯屋に買いに行きました。

玄関に敷くものなので、「家の顔」というコンセプトで、

高くても良いものという基準だけで、ペルシャ絨毯購入自体が目的ではありません。

 

で、気に入った柄があり購入したのですが、

購入後のスタッフとの話しで、このお店のことを知りびっくりしました。

ある民放のドキュメンタリー番組で「不況」を題材とした特集で何とテレビで紹介された

お店だったのです。

いついつ期日の手形決済が1500万あり、用意出来ないと倒産。

それを逆手にとり(開き直り)、お店にでかでか「1500万必要です!!」的な張り紙を

赤字で大きく張り出し、原価で販売する手法をとられたのです。

テレビではこの絨毯屋さんと老舗の帽子メーカーが紹介され、

老舗帽子メーカーは倒産してしまいました。

お店スタッフいわく、当社もあと2~3ヶ月もつかどうかわからないとのことでした。

 

で、何が面白かったと言うと、

絨毯が全く売れなくなったということです。

元々、卸をされていたとのことですが、顧客であるデパートの売上が壊滅状態で、

また、家具屋からの引き合いもバッタリ。。。

要は、卸屋さんとして、機能していないということです。

私が購入した絨毯もそれなりの値段ですが、もしデパート等で購入したら、

5倍近い値段になるわけです。

うーん、深く考えさせられます。

絨毯自体の価値は、今も昔も全く変わらないはずです。

昔は無茶苦茶高かったのに売れていた、今は安くても売れない状況です。

時代に売り方、流通が全くそぐわなくなった結果ですよね。

卸・中間に入る業者さんを否定しているわけではありませんが、

今までにない新しい付加価値を創造・提供しないと、結局淘汰されるだけです。

「付加価値」を常に考え、提供すること、この重要性を改めて認識致しました。

 

最後に、

絨毯屋さん、頑張ってください!!