価値観

2008.11.25

その他

先日、あるユーザ様と帳票レイアウト要望に関する打合せを行いました。

この際に驚いたことが2つ程ありました。

・非常に細かいユーザ様に驚いた

・要望を受け流ししようとしている自分に驚いた

ことです。

2点ともかなり大袈裟に記述していますが、最終的にどうしてこのユーザ様がここまで帳票レイアウトに拘るのかを紐解いていくと、その帳票を受け取られるお客様に対して、少しでも見易く、わかりやすい帳票を渡されたいことが背景にあることが理解出来ました。

帳票は最終的にデザインがモノを言い、フォント含め好みは人それぞれという発想が私の奥底にあることも逆説的に確認出来たわけですが、そのユーザ様の主観というより、お客様を考えてのことであったと気付いた時、自分の至らなさに率直に恥ずかしくなった次第です。

実は、当社内でもこのようなことが稀に発生します。

ユーザ様の本質的なニーズを噛み砕いて伝えようとすればするほど、開発スタッフにはなかなか真意が伝わらず、≪何でこんなこと聞いてくるんだ?≫雰囲気になりがちです。

むろん、以前のブログで書いた≪伝える力、理解する力≫も必要ですが、

≪頭をフラットにする、先入観をなくす≫ことも非常に大切だと考えます。

≪価値観≫は、同じ事象でも感じる人、携わる人によって全く異なるものです。

≪作り手≫として、常にフラットな頭で謙虚さを保つことが大事であるとを再認識した次第です。