インボイス制度対応
2022.07.19
システム
2023年10月1日からインボイス制度が開始予定ですが、1年ちょっととなりましたね。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice.htm
難しそうですが以外に簡単ですので要点をご紹介致します。
1.インボイス制度とは
正式名称は「適格請求書等保存方式」。
「適格請求書」要件を満たした請求書などを交付・保存する制度を指します。
端的に言うと、新しい仕入税額控除(仮払消費税の控除)の方式を指します。
2.インボイス制度に対応しない場合の問題点
自社の請求先に対して、インボイス制度に対応した「適格請求書」を交付できなくなります。
この場合、請求先が仕入税額控除ができなくなるため、自社との取引自体に支障をきたしてしまいます。
また逆に自社の仕入先が本制度に対応していないと、自社が仕入税額控除ができなくなってしまいます。
要は自社のみならず取引先も含めて本制度に対応することが必須となります。
3.インボイス制度に対応するには
先ずは税務署への「適格請求書発行事業者の登録申請書」提出と登録が必要です。
23/10/1から本制度に対応するには、23年3月末までに税務署への届け出が必須で注意が必要です。
次に、請求書フォーマットの「適格請求書」への対応です。
現在義務付けられている「区分記載請求書」に、本制度の登録番号や適用税率毎に区分した合計額や消費税額の記載が必須となります。
システムによっては、フォーマット以外の改修も発生するため、遅くとも半年前から準備が必要でしょう。
最後に、「適格請求書」の7年間保存が必要です。
保存方式は、従来の紙保存の他、電帳法に対応した電子保存も選択肢となります。
いずれにせよ、システムに影響が出るので、事前の確認や準備をお勧め致します。